日記 (H5374)

いくつかまとめて変更です。

まず、 H5355 で述べた連結辞の文法的扱いを正式採用することにします。 ただ、 これは連結辞周りの文構造の分析方法を変えただけで、 用法を変えたわけではないので、 運用面には一切影響がありません。

2 点目に、 相関詞についてです。 кѐ–у 相関における кѐ は原則省略されることとします。 一番の理由は、 кѐ 自身は文法的機能を示すだけの意味をもたない単語であり、 存在しなかったとしても構文が曖昧になることも少ないためです。 また、 о̂ффан зи̂хловас шет ут 「一緒に行くための友達」 のように、 動名詞内でその被修飾語を指すために у を使うのを許そうと考えているので、 それと見た目を合わせる目的もあります。

3 点目に、 文頭での単独の小辞を認めないことにしました。 現状、 文を繋げる小辞を置く際に、 その文にアクセント群が 1 個しかなかった場合は、 その小辞は代わりに文頭に置くことになっています。 しかし、 文頭に小辞が単独であるのは少し違和感があるため、 これを認めないことにします。 代わりに、 文の最初に и́ を置くのを許し、 小辞を文頭に置かざるを得ない場合は必ず и́ と共起することにします。

4 点目に、 グレイヴアクセントの省略基準を少し変更します。 これまでは、 代体言の前置形の末尾でのみグレイヴアクセントを残すことにしていましたが、 代体言以外の体言の前置形でも残すことにする上に、 汎言の幹母音でも残すことにします。 経緯は以下の通りです。 代体言の前置形でグレイヴアクセントを残していたのは、 これを省略すると前置辞と同綴りになり文脈があっても意味が曖昧になることがあるためでした。 代体言以外の体言の前置形は、 グレイヴアクセントがなくても文脈を加味すれば完全に曖昧になることはほとんどないのですが、 やはりパッと見で分かりづらかったので、 残すことにしました。 また、 汎言の幹母音のグレイヴアクセントについては、 これがないと前置辞とかなり紛らわしかったためです。 つまり、 省略すると前後の単語を見ても曖昧になることがあるから省略しないという基準だったのを、 省略しても復元はできるが省略しないことでかなり読みやすくなるなら省略しないという基準に変えた形です。 ちなみに、 変更後でも、 受動態形の ⁎до̀‧ や副詞形の ⁎‧о̀ӈ と ⁎‧о̀ўак などにあるグレイヴアクセントはこれまで通り省略します。