日記 (H5109)

また弱子音かと思われそうですが、 ちょっとだけ変えます。

H5093 の案は結構良いんですが、 ⁎-еъе- のスコアが +0.8 になって +1 に届かないため、 ルールをそのまま適用すると е になります。 しかし、 ⁎е が 2 つあるわけなので、 これは и になってほしいです。 このケースがうまくいかないのは、 ⁎е と ⁎о のスコアを 0.5 ではなく 0.4 にしたためです。 そしてなぜ 0.4 にしたかというと、 ⁎-eўе- のようなケースでちょうど 0 になるのを防ぐためです。

一旦、 スコアがどうなるのかまとめてみましょう。 ⁎а の有無はスコアに影響しないため、 被融合部は母音始まりとしてしまって良いので、 VGV(G) の場合のみを考えます。

⁎-а⁎-е⁎-о⁎-ай⁎-ей⁎-ой⁎-аў⁎-еў⁎-оў⁎-аъ⁎-еъ⁎-оъ
⁎ай-+1+1.4+0.6+2+2.4+1.60+0.4−0.4+1+1.4+0.6
⁎ей-+1.4+1.8+1+2.4+2.8+2+0.4+0.80 +1.4+1.8+1
⁎ой-+0.6+1+0.2+1.6+2+1.2−0.40 −0.8+0.6+1+0.2
⁎аў-−1−0.6−1.40+0.4−0.4−2−1.6−2.4−1−0.6−1.4
⁎еў-−0.6−0.2−1+0.4+0.80−1.6−1.2−2−0.6−0.2−1
⁎оў-−1.4−1−1.8−0.40−0.8−2.4−2−2.8−1.4−1−1.8
⁎аъ-0+0.4−0.4+1+1.4+0.6−1−0.6−1.40+0.4−0.4
⁎еъ-+0.4+0.80+1.4+1.8+1−0.6−0.2−1+0.4+0.80
⁎оъ-−0.40−0.8+0.6+1+0.2−1.4−1−1.8−0.40−0.8

これを見ると、 基本的に悩みどころは 0.8 と 1 のところです。 и や у はこの規則でしか生じないので、 и や у が出てくる頻度をある程度高くするために、 0.8 以上だったら и や у にしてしまうことにするのもアリかなと思いました。 ただ、 ⁎-айа-, ⁎-аўа-, ⁎-аъай-, ⁎-аъаў- などが и や у になるのは狭くなりすぎなので、 これは е や о にしましょう。 そうすると、 次のようになります。

⁎-а⁎-е⁎-о⁎-ай⁎-ей⁎-ой⁎-аў⁎-еў⁎-оў⁎-аъ⁎-еъ⁎-оъ
⁎ай-еиеииие, оеоеие
⁎ей-ииииииеие, о иии
⁎ой-еиеиииое, о уеие
⁎аў-ооуе, оеоуууооу
⁎еў-ооуеие, оуууооу
⁎оў-уууое, оууууууу
⁎аъ-аеоеиеооуаео
⁎еъ-еие, оиииооуеие, о
⁎оъ-ое, оуеиеуууое, оу

悪くないんじゃないでしょうか。 H4832 の案と似ていますが、 ⁎-ейаў- や ⁎-ейоў- の変化結果が異なります。 こっちの方が、 母音が 1 段階ズレたときに変換結果が大幅に変わることがないので、 前の案よりは良くなってる気がします。

スコア制ではなくなったので、 被融合部が (V)GV(G) より長くなった場合に対応できませんが、 今のところの形態論だとたぶん生じないはずなので、 一旦考えないことにします。 ということで、 これを採用しようと思います。

最後についでなのですが、 連続子音の変換規則をちょっとだけ追加します。 というのも、 シャレイア語の造語配信のときに気づいたのですが、 /tl/ や /dl/ って結構発音しづらいんですよね。 そこで、 ⁎тл, ⁎дл, ⁎сл, ⁎зл は ⁎лл になることにします。 ⁎ҫл, ⁎ҙл は不変化です。