数字

#TCV.キリル文字正書法

12 進法の位取り記数法による。 数字には通常のアラビア数字が用いられ、 10 と 11 を表す数字にはそれぞれ が用いられる。

文字
00
11
22
33
44
55
文字
66
77
88
99
10
11

分数や小数においては、 整数部分とそれ以降を分けるための記号として · (中黒, U+00B7) が間に置かれる。 例えば、 「1·23」 や 「4·5/8」 などである。 このとき、 小数の表記において整数部分が 0 である場合は、 桁数を揃えるなどの理由がない限り、 その 0 が書かれないことが多い。 例えば、 0.7z のことは通常 「·7」 と書かれる。

整数部分および小数部分が 4 桁以上ある場合、 読みやすいように下位から 3 桁ずつに区切って間に小さなスペースが入れられることが多い。 ここでコンマやピリオドなどの約物が使われることはない。 例えば、 「12 345」 や 「9 876 543·210 123 4」 などである。

#TCP.アラビア文字正書法

12 進法の位取り記数法による。 左から右に書かれる。 数字にはアラビア語のアラビアインド数字が用いられるが、 10 と 11 を表す数字はペルシア語の数字における 5 と 6 の字形を借りている。

文字
٠0
١1
٢2
٣3
٤4
٥5
文字
٦6
٧7
٨8
٩9
۵10
۶11

細かな記法はアラビア数字と同じである。 #TCV を参照せよ。

フェンナ数字

#TQP.整数

整数は、 数字を用いた位取り表記とは別に、 次のようなキリル文字を用いた記号の組み合わせで表記されることがある。 この記法は、 しばしば 「フェンナ数字 (fennese numeral)」 と呼ばれる。

整数記号
1К
2Г
3Х
4Ҕ
5Т
6Д
整数記号
7С
8З
9П
10Б
11Ф
12В
整数記号
24 (20z)Ш
36 (30z)Ж
48 (40z)Ц
60 (50z)Ч
72 (60z)Ӈ
84 (70z)Н
96 (80z)М
108 (90z)Л
120 (0z)Р

2 桁の数は、 各位をそれぞれ表す記号を 2 つ並べることで表記される。 例えば、 17 (15z) と 95 (7) はそれぞれ 「ВТ」 と 「НФ」 と書かれる。 また、 10, 11, 22, 23 はそれぞれ減算法的に 「IIB」, 「IB」, 「IIШ」, 「」 と書かれることもある。 なお、 この方式では 132 (0z) より大きな数を表記することはできない。

この方式は、 常に序数の表記に用いられ、 基数の表記に用いられることはない。 特にこれがよく見られるのは、 暦における月と週の番号の表記としてである。 また、 箇条書きの番号に対してもしばしば用いられる。

#TCC.分数

特定の分数は、 その読みの綴りに由来する次のようなキリル文字による表記をもつ。

分数記号
1/2Д
1/3М
1/4К
1/6Г
1/12Ч
分数記号
2/3НМ
3/4НК
5/6НГ
11/12НЧ

この記法は、 通常のスラッシュによる分数の表記の代わりに用いられる。 例えば、 1 3/4 は 「1·НК」 と書かれることがある。 整数部分がない場合は、 分数の表記であることが分かるように直前に小数点が置かれる。 例えば、 単なる 1/6 は 「·Г」 と書かれることがある。

この方式は、 特に時刻を表記する際に頻繁に用いられる。 #TCJ も参照されたい。

日時の表記

#TCX.日付

日付が数字で表記されるときは、 その読みに合わせて日年の順で並べられ、 区切りとして各数の間に : (コロン) が置かれる。 このとき、 月の番号にはフェンナ数字が用いられることが多い。 例えば、 2024 年 4 月 19 日は 「17 : Ҕ : 1208」 と書かれる。

#TCJ.時刻

時刻が時と分と秒の組み合わせで書かれるときは、 その読みに合わせて時秒の順で並べられ、 区切りとして各数の間に : (コロン) が置かれる。 秒を記さない場合は、 時と分だけが書かれる。 例えば、 12 時 23 分 34 秒と 8 時 45 分はそれぞれ 「10 : 1 : 2」 と 「8 : 39」 のように書かれる。

時刻が分数時によって表される場合は、 キリル文字の分数記号が用いられる。 #TCC を参照せよ。 このとき、 5/12 時と 7/12 時はそれぞれ単に 「5」 と 「7」 と書かれる。 例えば、 8 時 45 分 (8 3/4 時) と 15 時 25 分 (15 5/12 時) はそれぞれ 「8·НК」 と 「13·5」 と書かれる。 便宜のため、 以下に記号を一覧する。

記号
0 分0 時0
5 分1/12 時Ч
10 分1/6 時Г
15 分1/4 時К
20 分1/3 時М
25 分5/12 時5
記号
30 分1/2 時Д
35 分7/12 時7
40 分2/3 時НМ
45 分3/4 時НК
50 分5/6 時НГ
55 分11/12 時НЧ

文中での数の表記

文中における数詞の表記としては、 数の読みを表音文字で通常通り綴る方法の他に、 数字による方法も見られる。 このときはフェドーサク表記が用いられ、 ту̂среват, лопу̂ннатижу̂ццо, ши̂тиночки̂ҕҕаж はそれぞれ 「3еват」, 「ло2 о」, 「1·НК」 などと書かれる。 フェドーサクについては #TCS を参照せよ。 また、 数字による数の表記の詳細は #TCD を参照せよ。